バイエルン・ミュンヘンで主力として活躍するドイツ代表MFヨシュア・キミッヒが、その契約交渉難航によって将来に注目が集まっている。現在30歳のキミッヒは、今季（2024-25シーズン）終了時点でバイエルンとの契約が満了となるが、いまだ新契約に合意していない状況だ。こうした中、プレミアリーグのアーセナルがキミッヒ側とフリー移籍について接触し、獲得に向けた話し合いを行ったと報じられており、来夏の移籍市場でキミッヒがアーセナルに加入する可能性が取り沙汰されている。
目次
キミッヒとバイエルンの契約交渉難航
キミッヒはバイエルンの絶対的な主力であり、本来であれば契約延長が既定路線とも見られていた。しかし、契約延長交渉は難航し、状況が一転している。ドイツ『Sky Sports（スカイ・スポーツ）』の記者フロリアン・プレッテンベルク氏によれば、キミッヒには海外のクラブから2つのオファーが届いており、そのうちの1つがアーセナルだという。
アーセナルが示す関心と接触の状況
一方、アーセナルはキミッヒを中盤の潜在的な補強候補の筆頭としてリストアップしており、彼の獲得を確実にするためすでに側近と協議を行ったようだ。実際、『Sky』の報道によればアーセナルはキミッヒの代理人と接触しており、クラブ側もその事実を否定していないという。
中盤再構築を目指すアーセナルの動き
アーセナルがキミッヒ獲得に動く背景には、自軍中盤の再構築が急務である事情がある。ガナーズではベテランMFのジョルジーニョとトーマス・パルティの契約が今季限りで満了を迎える見通しで、両者とも退団の可能性が高い。
他クラブの関心と移籍市場の行方
キミッヒほどの実力者となれば、関心を示すのはアーセナルだけではない。プレミアリーグの他の強豪クラブもキミッヒ獲得レースに参戦する可能性が報じられている。例えば、イギリス紙『ザ・サン』経由の情報として、リバプールもキミッヒに関心を持っているとの噂があり、同クラブではイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドにレアル・マドリー移籍の可能性が浮上していることから、その後継候補としてキミッヒを狙う可能性があるという。
まとめ
ヨシュア・キミッヒの去就は、2024-25シーズン後の欧州サッカー界における最大の注目ポイントの一つになってきた。アーセナルが提示する好条件と明確なプランは、キミッヒにとって新たなチャレンジを促す魅力的な選択肢と言えるだろう。一方で、バイエルンとの契約延長の可能性も依然残っており、最終的にキミッヒ自身が下す決断に世界中のファンが注目している。仮にフリー移籍でアーセナル行きが実現すれば、移籍金ゼロでワールドクラスの万能MFを手に入れるというビッグディールとなり、プレミアリーグの勢力図にも影響を与えうる。
出典
- Goal Japan – 「アーセナルがキミッヒに接触！契約交渉難航の中、フリー移籍の可能性について協議か」
- Sky Sports – 「Arsenal interested in signing Joshua Kimmich on a free transfer」
- サカノワ – 「アーセナルがドイツ代表キミッヒ獲得へ『代理人と接触』。レアル・ソシエダのあの中盤とも合意間近」
- フットボールトライブ – 「アーセナル、バイエルンと今夏契約満了のキミッヒ獲得に興味？」
- 超ワールドサッカー – 「バイエルンと契約切れるキミッヒ、プレミアのトップ2が関心か？」
- theWORLD – 「プレミアからのオファーがキミッヒ契約延長難航の理由か アーセナルがフリーでの獲得狙う」
コメント