マルティネッリ、ハムストリング負傷で1か月離脱へ

負傷情報

負傷日：2025年2月5日

試合：カラバオカップ準決勝 vs ニューカッスル

診断：ハムストリング損傷（全治1か月以上）

アーセナルのFWガブリエル・マルティネッリが、カラバオカップ準決勝 vs ニューカッスル戦の前半37分に右足のハムストリングに違和感を覚え、ピッチに座り込んだ。自身でのプレー続行は難しいと判断され、レアンドロ・トロサールとの交代を余儀なくされた。

試合後、ミケル・アルテタ監督は記者会見で次のようにコメントした。

「マルティネッリは違和感を感じていた。ハムストリングの問題である可能性が高い。」

翌日に精密検査を受けた結果、ハムストリングの損傷が確認され、最低でも1か月の離脱が見込まれている。

マルティネッリの離脱により、アーセナルの攻撃陣はさらなる苦境に立たされることとなった。

現在、サカとジェズスが負傷中であり、前線の選択肢が大幅に制限されている。アルテタ監督はトロサールやハヴァーツの起用を検討しているが、過密日程の中で選手の負担が増すことは避けられない。

特に、プレミアリーグでの優勝争いやUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが控える重要な時期に、この負傷は大きな痛手となる。アーセナルは今後の試合で、限られた選手層の中でどのように戦っていくのかが問われることになる。

トロサールが左ウイングの主力として起用されることが濃厚だが、彼もフルシーズン稼働できるタイプではなく、ローテーションが必要になるだろう。ハヴァーツを最前線に回し、左サイドを守備意識の高い選手と組み合わせる形も考えられる。

また、若手にチャンスが巡ってくる可能性もある。特に、ヌワネリといった若手アタッカーの出場機会が増えるかもしれない。彼がトップレベルの試合で実力を示せれば、シーズン後半戦の大きな戦力アップにつながるだろう。

とはいえ、今後数週間は過密日程＋主力不在の厳しい戦いとなる。アーセナルがタイトル争いに踏みとどまるためには、残された選手たちがどこまでパフォーマンスを発揮できるか、そしてアルテタの戦術的な柔軟性が鍵を握ることになりそうだ。

今回の負傷は、マルティネッリにとってハムストリングの4度目の負傷となります。特に、昨シーズン（2023-24）にもハムストリングを負傷し、約3週間の離脱を経験しており、負傷癖が気になるところです。

また、彼は2020-21シーズンまでにも足首やふくらはぎの負傷で短期間の離脱を繰り返しており、2019-20シーズンには膝の大怪我で約半年の長期離脱を経験しました。その後も細かな負傷が続いており、フィジカルコンディションにやや不安を抱える選手と言えます。

ハムストリングは再発しやすい部位であり、今回の離脱がシーズン後半に影響を与える可能性もあります。過去の負傷歴を考えると、短期間で復帰できたとしても無理な起用は避けたいところです。今後は再発防止のためのフィジカルケアがより重要になりそうですね。